我が家の出来事

まったりブログを始めるつもりが、急遽サブタイトル
夫が逮捕されちゃった!!追加したのですが
現在はおとなしく(?)暮らしています

5人家族の平凡な毎日を綴って行ければ・・・。


が!

誰かしら何かしてくれています・・・

たかの留置所生活

ぽつり ぽつりと言葉少なに
たかは留置所での生活を話してくれた。


逮捕され、取り調べをされて
写真を撮ったそうだ。
ももと子供たちと決定的に違うのは


全身・斜め・横・後ろ・上半身と
あらゆる角度からの撮影があったこと


指紋採取があったこと


持っていたものを一つ一つチェックを受ける
それこそ、財布の中身の一つ一つも
カード、診察券、レシートなどが
ごっそり入っており、その確認はかなり難航したと。
そして、現金は56円しか入っていなかったらしい(笑)


(うちで暴れた時、財布を投げたようで、札は
リビングに落ちていました・・・ええ、私が頂きましたよ!)



そして留置所へ入る
パンツ一枚になり、全身を
チェックされる。
着ている物が、場内(留置所内)へ
持ち込み不可のものだったため
服を貸し出され、履いている靴も
場内用のサンダルの様なものを
履かされた。


そしてこの時から
たかは「たか」ではなく
5番と呼ばれることになる。


布団の場所を教えられ取りに行き
部屋に入る。
5人部屋に先客2人。
部屋に入るなり、トイレ直行
先客のお二人が
たかのお布団の準備をしてくださったようで
おトイレを出てから
「すみません」を連呼したそうだ。
起床時間は6:50。
午前5時頃(だと思う。時計は部屋にないためわからない)
横になった。


起床時間に一緒に起床。
布団の片づけも何もかも
ひとりずつ。歯みがき洗顔をし
そして、部屋に戻る前には
ボディチェック。
お部屋の掃除をして
朝食が運ばれてくる。


ドアの隅に小さな扉があり
食事や本などをここから渡される
こんな感じの扉らしい。
たかの図をももこが書き直したもの



番号の書いてあるお茶と食事を
受け取り、テーブルもなく
各自座って食べる。


じりじりと
自分の状況が突きつけられる・・・







夫の異変



元々そんなにしゃべる方でもなく


チャキチャキと動く方でもなく



それにしても・・・


留置所での生活が影響したのか
自分で自分の好きなタイミングで
何かをすることができなくなっていた


たった数日で????


少しずつ話を聞くと
夫はどうやら閉所恐怖症だったようで
あの狭い空間に閉じ込められ
気がおかしくなって叫びだしそうに
なった。
それを読書でごまかしていた。
と、言っていた。
入った当初からずっと
頭痛があり、それは釈放後3日過ぎても
続いているという。


非人道的な扱いはしないし
悪いことをしたからと言って
人権侵害になるようなことは一切しないが
自由を奪う事で反省をさせると言う意味では
今までの様な訳に行かないので
苦しいと思います


と、説明があったのだが
私は恐ろしい何かがあったのでは・・・?
と、怖くなった。


少しずつ、ぽつりぽつりと
夫から語られる留置所生活において
恐ろしい拷問や、非人道的な扱いがあったとは
一切聞いておらず、あくまでも
夫が閉所恐怖症があり、留置されている
数日間の間に色々と影響を与えたのかなあ
という結論に達している。


夫のお部屋(?)の方たちは
とてもよくしてくださったと
あの人たちに支えられたと
言っていました。


そして夫の心を支えた本というのが


司馬遼太郎
功名が辻


正直、夫がこういった小説を読むとは
思わなかったのだけど
読んでて面白かったし、是非
全部読みたいと言っている。


本を読むことは嫌いではない人なのだが
時代小説・・・
意外過ぎて怖かった。


本当に夫か????


首の後ろにファスナーついていて
実は中身別人だったら・・・
なんて妄想もしたくらいだった。


子供たちも父親の異変には気付いており


やらかしたことはもう
牢屋で十分反省したと思う!
それより、パパがおかしい!
なんか変!!
壊れたのか???
ママ、パパを何とかしてあげて!!


と、心配している。



釈放

夫が釈放。


もっと感動的な釈放かとおもいきや
実にばたばたとした釈放であった。


私が調書を作ったお部屋に通され
夫はそこで携帯電話を受け取った。


押収品という札が入った
ビニール袋にスマホが入っていた。
こんな感じ


袋から出したスマホ・・・
可哀想な姿になっていました。
保管中に壊れたのではなく
夫がやったと・・・



Tシャツのスウェット姿の夫に
着替えも差し入れてあったのに
何で着替えなかったの?
と聞くと
急に「荷物整理」と言われ
帰れる事を知ったから・・・


全ての事は事前に知らされることはない様で
突然、指示されてそれに従う
こうしたいという事があれば
言えば叶えてもらえることもあるようです
例えば、釈放の時にちゃんと着替えて帰るとか。。。


身元引受の書類にサインをし
刑事さんから、もうこんなところに
きちゃだめだよ!と、念押しされ
見送られて警察署を後に。




夫の様子の異変に気付いたのは
夫を車に乗せた直後でした・・・